ALSアイスバケツチャレンジ~ホリエモン、孫正義らが「頭から氷水」をかぶるチャリティはなぜバイラルしたのか

By | 2014年8月21日

最近のバズコンテンツになってます
R_Mark Zuckerberg
Facebook:Mark Zuckerberg

ここ数日、ソーシャルメディアでビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグなどの著名人が、氷水を頭からかぶっている動画を目にした方も多いのではないでしょうか。昨日は孫正義さんが氷水をかぶる動画がアップされて話題になっていました。これはALS Ice Bucket Challenge(ALS・アイス・バケツ・チャレンジ)という寄付企画であり、今年は8月19日現在で2290万ドルもの寄付を集めています。

    ■目次
    氷水をかぶるキャンペーンの正体
     ・ALS Ice Bucket Challengeとは
     ・どんな人が参加しているのか

    コンテンツとしてのALS Bucket Challengeの魅力
     ・バイラル要素
     ・時期に合ったコンテンツ
     ・面白さ・新鮮さ
     ・興味・関心の高い分野
     ・工夫の余地

本記事では、ALS Bucket Challengeとは何なのか、拡散されている経緯、そしてコンテンツとしての側面からこのキャンペーンを捉えてみたいと思います。

 氷水をかぶるキャンペーンとは

そもそもこのALS Ice Bucket Challengeとは何なのか、また誰がこのキャンペーンを担ってきたのかを紹介していきます。

ALS Ice Bucket Challengeとは

急にバズりだしたALS Ice Bucket Challengeとは一体何のために行われているのでしょうか。一言で言うと、参加者は氷水をかぶることで難病の治療に役立てようとしているのです。

ALSとはAmyotrophic Lateral Sclerosis(筋萎縮性側索硬化症)という病気の略称です。Wikipediaによると、ALSは、筋肉の委縮や筋力低下をきたす疾患であり、現在治癒のための有効な治療法は確立されていない難病です。1年間に10万人に1~2人程度が発症するそうです。

Ice Bucket Challengeは、ALSの啓発チャリティとして機能しているのですが、どうして著名人たちは氷水をかぶっているのでしょう。このチャリティに参加するには次のルールがあるのです。

    ●指名された人は24時間以内に下記のいずれかのアクションをとる
     -ALS Associationに100ドル寄付する
     -氷水をかぶる
     -氷水をかぶって、かつALS Associationに100ドル寄付する

    ●その後3人まで指名することができる

著名人の方々は氷水を浴びて、さらに寄付もする方が多い印象です。

氷水をかぶってきた著名人たちとは

IT業界のトップやセレブたちを中心に拡散しているIce Bucket Challengeですが、著名人が著名人を指名するので、今では誰が誰を指名するのかに注目している人もいるようです。

ですが、この記事によれば、もともとは氷水をかぶるこのIce Bucket Challengeは、ALSとは独立関係にあるチャリティ企画だったそうです。自由に選べる寄付先の一つとして、ゴルフプレーヤーのクリス・ケネディがALSを選んだことに端を発し、その後何回かの指名でピート・フレイツの番になったとき、”ALS Ice Bucket Challenge”として一気に拡散して広がったようです。ちなみに、この企画の参加者とその繋がりを、いくらかピックアップしてまとめたものが下図になります。

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上図では主にIT業界の人たちを取り上げました。他業界で言うと、サッカーブラジル代表のネイマール選手が、ブラジルワールドカップで自身を脊椎骨折に追い込んだスニガ選手を次のチャレンジャーに指名したことでも盛り上がりを見せました。

もちろん他にも様々な方々が携わっています。人々の関心を集め、一気にバズを呼んだため、ALS Associationで募っている寄付金が今年は昨年の寄付金の12倍にものぼるそうです。

 コンテンツとしてのALS Ice Bucket Challengeの魅力

ここまでヒットした要因を探るため、Ice Bucket Challengeをコンテンツという側面から見ていきたいと思います。

バイラル要素がある

ばいらるイメージ

ソーシャルメディアでの拡散

今、即自的にバイラルさせるためにソーシャルメディアを超える媒体はありません。後述しますが、ALSキャンペーンの動画コンテンツはソーシャルメディアと非常に相性が良く、バイラルしやすくなっています。

インフルエンサーによる拡散

また、著名人に指名された著名人がキャンペーンを行うことが多いので、結果的に多くのインフルエンサーが動画をシェアすることで更にバイラルしています。

時期を捉えている

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夏 × 氷水

この暑い夏だからこそ流行したとも言えるでしょう。ALSキャンペーンを行う際、やはり屋外で氷水をかぶることが多くなるため、秋口になると心理的なハードルがかなり上がってしまうものと考えられます。

面白さ・新鮮さがある

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アクションの魅力

ジェフ・ベゾス(Amazon CEO)やティム・クック(Apple CEO)などの有名人が氷水をかぶることって、そもそも面白いし目新しいですよね。少なくとも今までにはなかったと思います。そういったコンテンツとしての魅力を感じて、ついシェアされた動画を見てしまうのではないでしょうか。

興味・関心の高い分野である

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チャリティー × エンターテイメント

慈善活動であったり、エンターテイメントは一定の関心を集めるジャンルです。また、起業家は他の誰よりもチャリティに関心があるというデータもあるそうです。

参加者からすると寄付もしながら啓蒙もしていることになるので、CSRの一環とも捉えられるし、なおかつそれを楽しみながらできます。視聴者と参加者とALS Associationの三者にとってwin-win-winとなっています。

工夫を加える余地がある

他人との差別化

参加者が増えてくると、ただ単に氷水を頭からかけるだけ一辺倒では飽きてきてしまいます。そのような時にも氷水のかけ方を工夫することもできるはずです。

▼narumiさんの氷水ぶっかけ動画


また、IT業界だけでなくお笑い芸人にも広がれば、彼らにとっては面白いところも見せられるし、セルフブランディングにもなります。堀江貴文さんからバトンを回されたロンドンブーツの田村淳さんも昨日動画を投稿していました。ここから芸人にも広がっていくかもしれませんね。

 最後に

実際ネットではこの取り組みに対して賛否両論ありますが、賛成派の方が多い印象を受けます。あくまでALSを知ってもらうための、寄付も含む啓蒙活動だということを理解しておきたいですね。

アメリカで広がり、1か月で日本にも上陸したALS Ice Bucket Challengeですが、現段階ではまだネットで話題の域を出ていないと思います。日本ではまだIT業界のトップが指名され、また指名しているケースが多いですが、この取り組みを例えばマスメディアが取り上げれば広い層にも浸透していくと思います。さすがに秋に氷水をかぶろうとは思いませんので早期ということが必須ですが。

その際にはぜひともなぜ氷水をかぶるのかに焦点をあてつつ、面白く紹介してほしいものです。
  
以上、『ALSアイスバケツチャレンジ~ホリエモン、孫正義らが「頭から氷水」をかぶるチャリティはなぜバイラルしたのか』でした。


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