創造性が光る、参考にしたい海外のゲームを使ったプロモーション事例

By | 2015年2月9日

海外実施されているプロモーションを紹介します。
I have an idea

ご無沙汰しております。まだまだ寒さが厳しい中、いかがお過ごしでしょうか?筆者は今日もヒートテックが手放せません。さて、久しぶりに新しい記事の更新です。

今回は、「商品やサービスのプロモーションキャンペーンをしかけたい」というweb担当者のみなさまに向けて、海外で行われたプロモーション事例の中でクリエイティビティが発揮されているものをまとめました。何かのプロモーションを仕掛けるときにきっとヒントになると思います。

    ■目次
    1. adidasのInstagramのゲーム活用
    2. Tic Tacの複数タイトル展開のカジュアルゲーム
    3. わき見運転を防止するレーシングゲーム
    4. 世界初のフライト連動宝くじ施策
    5. おまけ:Google Mapで移動手段を竜にするイースター・エッグ

 1. adidasのInstagramのゲーム活用


R_adidas-predator-shoe
スポーツメーカーとして名高いアディダスの事例です。これは2014年にポーランドのアディダスが仕掛けた、プレデター・インスティンクトというサッカーのスパイクのプロモーションの一環で、Instagramを使ったゲームです。

R_adidas-predator-password
InstagramのAdidas Polskaのページに飛ぶとタグがつけられている写真があり、それらから暗号を集めて正しい順序に並べ替えることである言葉が浮かび上がるという仕組みです。およそ一週間の期間中に初めて暗号を解読した人には、200ドルの値がつけられたプレデター・インスティンクトが贈られ、その次の10名にはサッカーボールが与えられるという企画でした。

トレンドのSNSプラットフォームを利用


このプロモーション企画では、何と言ってもInstagramを活用しているところにポイントがあります。

近年、世界でアクティブユーザー数がTwiterを超えたと話題のInstagramですが、日本でも年々注目度は増してきており、ユーザー数も伸びているであろうことは容易に推測できます。

▼青:「インスタグラム」、赤:「Instagram」で人気度の動向を調べてみた
instaGoogletrend

テレビCMなどとは違い、ソーシャルネットワークでのプロモーションには「ユーザー自身に参加してもらう」という点で双方向性が存在し、それゆえに企業・ユーザー間での結びつきが強まります。Instagramの他にもFacebookやTwitterなど多くのSNSの中で、プロモーションと相性の良い媒体を選ぶのと同時に、訴求したいユーザー層が使用しているかどうかも重要ですね。

参照

Adidas Polska Instagram

【2015年保存版】ソーシャルメディアのデータまとめ一覧。ユーザー数から年齢層まで、SNS運用担当者は必見!

 2. Tic Tacの複数タイトル展開のカジュアルゲーム


R_TicTactop
次は、イタリアのフェレロ社のTic Tacというタブレット状のお菓子のプロモーション事例です。

R_TicTacgamelist
Tic Tacの公式webサイトに、Tic Tacのお菓子を使ったゲームが複数設置されています。

カジュアルゲーム&グローバルランキング


ここでポイントとなるのは、凝ったゲームではなく、直感的にサクッと遊ぶことのできるカジュアルゲームを複数展開しているという点です。難易度が高かったり、ワンプレイに時間が取られるゲームだと、一度遊べば十分かもしれませんが、カジュアルゲームはワンプレイがシンプルな分、つい何度も遊んでしまうところに魅力があります。ゲームを通して商品に積極的に触れたユーザーは、どうしても愛着を持ってしまいますよね。

R_TicTacRankng
また、競争心を掻き立てるランキングもスコアの出るゲームとは相性が良いです。ランキングを3つのレベルに分けて、それぞれのレベル内での1~3位を表示するという手法は、多くのプレイヤーに光を当てるという観点からもよく考えられてると思います。

参照

Tic Tac®

 3. わき見運転を防止するレーシングゲーム

▼プレイ動画


携帯電話を操作しながら車の運転をしてしまう危険とその怖さを伝えるために制作されたSMS Racingというゲームです。

通常のレーシングゲームのようですが、プレイ動画をご覧頂けば分かるように、ちょくちょく友人からメールが入ります。そのメールに対して10秒以内に返信をするというルールです。

リアルゆえの恐怖体験


返信するのは文章ではなく”lol”(Lough Out Loudly)や”omg”(Oh My God)などの略語による短い数文字の入力です。日本だと”w”(笑い)や”りょ”(了解)などの短い返信が考えられるでしょう。しかしこれら数文字のために一瞬目を離すだけで、いかに危ない状態を招くかということがこのゲームをプレイすることで理解できるようになっています。

参照

運転中の“携帯メールの操作予防”を啓発するレーシングゲーム

SMS Racing

 4. 世界初のフライト連動型オンライン宝くじ


R_SingapoleALcampaign
こちらはシンガポール航空で行われていた、1週間のチェックイン・ロッタリーというデジタルキャンペーンです。東京・シンガポール間のフライトが5便に増便したことの利便性とその告知をするために仕掛けられました。

R_SingapoleAL
期間中は毎日、実際の各便の出発2時間前からオンライン宝くじをエントリーすることができ、各便の実際の到着時刻が当選者の発表時刻となっています。当選者には東京からシンガポール行きの航空券などの豪華賞品がプレゼントされます。

伝えたいことの企画への落とし込み


訴求したい内容を企画に落とし込むのが非常にうまいと感じざるをえません。ポイントは、シンガポール行きの飛行機が増便したことを伝えるために「便数が多い=当選のチャンスが増える」と設計していること、そして抽選と当選者の発表時間が実際のフライト時間に紐づいていることで「抽選に応募してから当落確認までのこの時間でシンガポールに行けるのか」と体感させていることです。

また、当選者の確認では荷物受取りのターンテーブルに当選者のFacebookアイコンが流れてくるというお洒落な作りになっており、細部までのこだわりが分かります。

参照

世界初フライトスケジュール連動型宝くじ! シンガポール航空のスマートなデジタル施策とは?

CHECK-IN LOTTERY

 5. おまけ:Google Mapでのイースター・エッグ


R_SnowdontoBeaconsbydragon
こちらはゲームのプロモーションではありませんが、ついつい試したくなるイースター・エッグの紹介です。なんとGoogle Mapでの移動手段が車や自転車に加えて、ドラゴンを選択できる(!)という仕掛けです。

R_dragnroot
『GAME OF THRONES』という米ファンタジー作品にドラゴンが登場すること、そして作品の舞台がウェールズに似ており、またウェールズの国旗に赤い竜が描かれていることからこの地でのイースター・エッグが選ばれたとされています。ウェールズで一番高い「スノードン山」からサウスウェールズ州の「ブレコン・ビーコンズ」へのルートを検索すると、車で3時間42分かかる道のりをわずか21分で移動できる「dragon」がサジェストされます。

参照

‘Game of Thrones’ Easter Egg Hatches in Google Maps

イースターエッグとは 【 easter egg 】

※現在は停止されているようです(2015年4月9日)


 あとがき

いかがでしたでしょうか。以下にポイントをまとめておきます。

●トレンドのプラットフォームを活用する
●繰り返し遊びたくなるカジュアルゲームを活用する
●伝えたい内容を体験させる
●伝えたい内容を企画に落とし込む

ゲーミフィケーションという言葉もありますが、訴求したいことを伝えるために、ゲームという「遊び」を通すことでより伝わりやすくなり、そしてユーザーとの距離はグッと縮まります。

次の企画の際には、ゲーム要素を取り入れてみてはいかがでしょうか?

以上、創造性が光る、参考にしたい海外のゲームを使ったプロモーション事例でした。

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