ここ1,2年でInstagramが日本を席巻するようになりました。何となくオシャレな印象があったり、画像投稿特化のFacebookというイメージがあると思います。
そしてInstagramの利用は一般のユーザだけでなく、企業もどんどん始めています。ユーザが集まっているプラットフォームに、企業がプロモーションのために乗り出すのは必然と言えますよね。
一方で、比較的使い慣れたFacebookとの仕組みや使い方の違いに戸惑い、Instagramが「よく分からない」という声も聞きます。そこで当記事では、Instagramを企業で使う前に、「そもそもInstagramってどういうものなのか、どう使うのか」について解説します!
※当記事は、弊社別ブログのガイアックスソーシャルメディアラボの人気記事をスマリスト向けに編集しています。
- ■目次
InstagramとFacebookの違いを解説します!
1. あらためてInstagramとは何なのか?
2. 企業もInstagramを使っているのか?
3. Instagramで表示される情報
4. Instagramでアカウントを発見してもらう方法
1.あらためてInstagramとは何なのか?
Instagramとは、一言で言うと写真共有SNSです。様々なフィルターをかけて写真を加工することができ、アップした写真を基として他のユーザーと繋がることができるSNSとなっています。
また女性にも人気があり、エンゲージメントが非常に高い(Facebookの約3倍)という特徴もあります。
他のSNSにシェアしやすい
InstagramはFacebook・Twitterと連動していて、Instagramで撮影した写真を簡単にFacebook・Twitterにシェアできるという点でも使い勝手が良く、多くのユーザーに愛されています。

冒頭で触れたように最近では、企業のInstagram活用やInstagramでのキャンペーンも多く見られ、プラットフォームとしてのInstagramへの期待値が高まっています。
2.Instagramの企業利用はあるのか?
アクセス解析のUserLocalの人気ランキングによると、Instagram上の日本国内の企業アカウントのフォロワー数上位をメーカー系の企業が独占しています。
車メーカーやアパレルメーカーが上位に名を連ねていますが、その中で「清水寺」のアカウントがランクインしています。清水寺のInstagramアカウントは非常に美しい写真を投稿していますので、これらの写真が幾人もの人を清水寺に誘っているのではないかと思われます。
京都・清水寺のインスタグラムが気高く荘厳で美しい / ただの綺麗な写真集ではない
【超高画質】「清水寺」のインスタグラムアカウントが、本気過ぎる!
清水寺は企業アカウントではありませんが、企業のInstagram運用にとっても参考になる点は多いです。他にも、ビジュアルでユーザに訴えることができる商材を扱っている企業は、InstagramというSNSをマーケティングの上で有効に活用しています。
3.Instagramで表示される情報
写真特化版のFacebookのようなイメージでInstagramを始めてしまうと、微妙な違いに困惑する方も多いと思います。
そこでまず始めに、Instagramのフィードの仕組みについて理解すると運用しやすくなると思います。
各機能の説明
Instagramでのそれぞれの機能を説明します。

-フォローしている友達や有名人・企業アカウントの投稿が流れてくる
②検索
-人気の写真が流れてくる。検索バーからアカウント・ハッシュタグの検索が可能
③カメラ
-Instagramのメインとなるカメラ機能。静止画・動画・フィルターなどの加工が可能
④アクティビティ
-自身のアカウント及びフォローしているアカウントのアクティビティが確認できる
⑤プロフィール
-アカウントのプロフィール情報の編集や過去に投稿した写真の確認などができる
友だちの「いいね!・シェア」は表示されない
①のフィードは、イメージとしてはFacebookというよりはTwitterのタイムラインに近いかもしれません。ここでは、フォローしているアカウントの写真が時系列で流れてきます。
ここで注目したいのは、Instagramのフィードには「友達がいいね!・コメントした画像」は流れてこないということです。さらに、Facebookのようなシェア機能もありません。友達またはフォローしているアカウントが直接投稿した写真だけが流れてきます。
拡散能力が他のSNSよりも低い
上の画像の④アクティビティタブの「フォロー中」に、自分がフォローしている人が「いいね!」「コメント」「○○さんをフォローし始めました」という情報が確認できます。Facebookとは違い、フィードに流れてこないため、アクティビティタブから確認しましょう。
つまり、Instagramの特徴として、フィードには自分か友達が直接アップした写真しか流れてこない(=シェアや友達のいいね!した写真は流れてこない)ため、Facebookよりも拡散性が格段に低いのです。

Instagramキャンペーンはユーザに投稿を促せるかがポイント
上述の通り、FacebookやTwitterとは違って拡散性の低いInstagramですが、企業アカウントがキャンペーンを実施することはもちろん可能です。
重要な点としては、ユーザーに自分で写真を投稿してもらう必要があることです。ユーザにいいね!やコメントをしてもらうだけでは、その人の友達に情報が届きにくいためです。
つまり、Instagramのキャンペーンは「ユーザ投稿型」になります。
4.Instagramでアカウントを発見してもらう方法
Instagramの企業利用では、まずユーザにアカウントを見つけてもらうことが重要ですが、その導線は大きく以下の5つがあります。
b) 他のSNS・メールで告知・連動
c) 公式サイトで告知・連動
d) 実店舗で告知
e) ハッシュタグの活用
a)検索窓からキーワードで検索してもらう
これは非常にシンプルです。しかし、一部の企業を除き、ただアカウントを開設してInstagram上だけで運用していても、フォロワーの伸びは期待できないでしょう。
そのため、Instagramアカウントを開設したら、まずはアカウントの存在を知ってもらうという、つまり運用を始める前の準備が非常に重要になります。
そこで、以下にInstagramのアカウントを露出する方法をいくつかご紹介します。
b) 他のSNS・メールで告知・連動
Facebook・Twitterにシェアできる機能を使って、他のSNSからInstagramに流入させます。

これも一般的な露出の仕方ですね。
c) 公式サイトで告知・連動
WebサイトにInstagramのソーシャルボタンを設置する例もよく見られるようになりました。

トップページにソーシャルボタンを設置するだけでなく、キャンペーンを実施している場合には、キャンペーンページのLPを作って告知するのも効果的です。

d) 実店舗で告知
実店舗で、Instagramアカウントを告知することも有効です。
LINE@アカウントの宣伝でもよく使われています。主にアパレル系や飲食系などの実店舗を持つ事業を行っている企業で見られます。
e) ハッシュタグの活用
Instagramのユーザ文化として、ハッシュタグで検索するという文化があります。そのため、写真に適切なハッシュタグを付け、検索してもらいやすくなるように狙うことができます。
どのようなハッシュタグが検索されやすいのかについては、また追って情報をお伝えできればと思います。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
以上が、Instagramを始める際に分かりづらいFacebookとの違いでした。
Instagramの拡散性は低いというとネガティブな印象も受けますが、その一方でそれはそのままInstagramの人気に繋がっているとも言えます。つまり、欲しくない情報がフィードに流れてきにくいため、自分の興味のあることや好きな情報のみでフィードをつくることができるところに、ユーザは魅力を感じているのではないでしょうか。
そのような場に企業が乗り込むためには、ユーザとの関係性の構築が非常に重要ですので、運用を始める前にしっかり事前に準備して臨んでください!
以上、『Instagram(インスタグラム)を「写真投稿特化版のFacebook」と思っているあなたへ。その違いを解説します。』でした。
※参考:【第1回】Instagram完全攻略マニュアル!誰も教えてくれなかったFacebookとの違いとフィード・アカウント検索の仕組み。
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