Q&Aサービス発展の要因は「まず聞く」という文化~ググレカスのその先に~

By | 2015年9月18日

Q&Aサービス

雨の日にはいつも、来世では晴れ男に生まれますようにと念じています。おはようございます、スマリストの田嶋です。

みなさんはWebで検索しようとした時、こんなことはないでしょうか。

「ああ、どうしよう。どうやって調べたらいいかすら分からない」
「『ググレカス』なんて言われるけど、どんなキーワードで検索してみても欲しい情報が出てこない」

誰しも経験があると思います。そんな時は、イチイチ悩むより「Q&Aサービス」で質問してみた方が格段に早く情報が手に入ることがあります。

「自分から質問することってあまりないな……」という方こそ、このQ&Aサービスについての考察をご一読していただきたいです!

    ■目次
    1.集合知に尋ねるという便利さ
    2.様々なQ&Aサービス
    3.探すより、質問する方が早い

1.集合知に尋ねるという便利さ

Webが発達し、誰でも非常に多くの情報にアクセス可能となりました。今では必要とされる知識は自身の中にストックしておくことよりも、都度都度必要となったタイミングで検索して調べる方が、脳のキャパシティを考慮すると効率的ではないかと言われることもあります。

その文脈の中で「人に聞かず、自分で調べろ」「ググレカス(ggrks)」と言われるようになってきました。

しかし、調べるとしても膨大な時間がかかったり、もしくはそもそもどのように検索していいか分からないという状況もありうると思います。


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そんな時にはQ&Aサービスが役に立ちます。

Q&Aサービスとは、「Yahoo!知恵袋」や「弁護士ドットコム」に代表される、「ユーザの質問に対し、他の人が解答する」という形式のサービスです。

そこには多くの解答者が集まっているので、個人の力を超えた集合知が展開されています。

その力を端的に説明するために、一種の伝説となっているYahoo!知恵袋でのあるQ&Aを紹介します。

hiaboroさん 2010/2/21 10:49:20
曲名を教えてください!ピアノの曲だったと思います。
いきます

ちゃららららんららん ちゃららららんららんらんらん
ちゃららららんららん ちゃららららんららんらんらん
らんらんらんららんらんらんららん
ちゃららんららんらんらんららん
ちゃららんららんらんらん ちゃららららん

ana24_miさん 2010/2/21 11:06:34
久石譲のSummerって曲ではないでしょうか。

http://www.youtube.com/watch?v=0ZUdkfI_pDM&feature=related

(赤字:筆者編集)

タイムレコードを見てみると、わずか17分で解答がついています。流石にこれは(現在のWebの検索エンジンでは)検索することは不可能でしょう。

ユーザの中には分かる人がいるものなんですね。筆者には絶対に分かりえません。


2.様々なQ&Aサービス

「Yahoo!知恵袋」や「OKWave」は総合的なQ&Aサービスとして、大体どんな質問にも対応しています。日頃感じている愚痴のようなモノから、ビジネスの現場で使える知識など多岐に渡っています。


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例えば、以下のようなものです。

一方で、専門性を持ったQ&Aサービスも多数登場しています。解答者が特定のクラスタに所属しているため、あるカテゴリについてのより深い情報が手に入ります。

弁護士ドットコム(弁護士)
税理士ドットコム(税理士)
アスクドクターズ(医者)
Q-LINK(Webマーケター)
teratail(プログラマー)
mamariQ(ママ)
hasunoha(僧)

弁護士ドットコムのように「プロ」が解答するものや、mamariQのように知見・興味のある人が解答するというものもあります。

専門的な知見を持った人からの解答がもらえるため、なかなか調べるのが難しいことでも、欲しかった情報を得ることができるでしょう。

ビジネスモデルとしては、単純にユーザを集めて広告で収益をあげるものや、Q&Aを通して顧客とプロをマッチングするといったものまで多種多様です。

当記事で詳しくは触れませんが、Q&Aサービスの中には単なるQ&Aにとどまらず、独自記事コンテンツを掲載するなど「メディア化」していたり、ゲーミフィケーションの要素を用いて議論を活発にしたりといった工夫をしているものも多いようです。

また、ここでQ&Aサービスをいくつか列挙してみましたが、世界中には枚挙に暇がないほど色々なサービスがあります。


3.探すより、質問する方が早い

では、検索するのが難しいことしか質問することができないのでしょうか。いいえ、そんなことはありません。Q&Aサービスはあなたの味方です。

ペコッター」というグルメQ&Aサービスのキャプチャをご覧ください。


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このアプリを使っていると、左下部に「探すより質問するのが早い」という文字が現れました。知りたいことがあるなら、アーカイブを見るのではなく質問してみるのだ、と。

ここにQ&Aサービスが躍進している秘密があるように感じます。

というのも冒頭で述べたように、従来まではWebの掲示板やQ&Aサービスであっても「ググレカス」という風潮があり、既出の質問をしようものなら「過去ログをすべて見ましたか?同様の質問がありましたよ。アーカイブを見てから質問するのがマナーだと思います」などと解答よりもはるかに長い説教が飛んできたものです。

「ペコッター」だけではありません。他のQ&Aサービスでも「既出の質問」「程度の低い質問」であっても、文句ではなく解答がつきます。

しかも盛り上がっているサービスほど、質問に対して解答がつくのが早いです。もちろん、専門的であればあるほど、解答が難しくなったり解答者の数が少なくなるため、専門性と解答速度は反比例してしまいますが。

そして、検索するよりも質問して解答を待つ方が圧倒的にラクです。解答の信憑性も考えなければなりませんが、それは普通にWebで検索したとしても同じです。

これらがしっかりしているので、Q&Aサービスは躍進を続けていると言えます。


あとがき

いかがでしたでしょうか。

今回は自分で使ってみても便利だなと感じていたQ&Aサービスについて、なぜここまで使いやすいのか、伸びているのだろうかということについて考えてみました。

探すのではなく、まず聞く。欲しい情報に辿り着くための道筋が、新たな分岐を迎えているのかもしれません。

以上、『Q&Aサービス発展の要因は「まず聞く」という文化~ググレカスのその先に~』でした。


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