バズのために「ツッコミの余地」を残せ!~バーグハンバーグバーグの企画事例から勝手に学ぶ~

By | 2015年10月6日

バーグハンバーグバーグ バズ

世の中のバズコンテンツにはどのような特徴があるのでしょうか。

当記事では、バズコンテンツメーカーの事例からいくつかのポイントを学んでみたいと思います。

■目次
1.バーグハンバーグバーグ社の圧倒的な尖り
2.ソーシャル上を跳ねまわった3つの企画
3.バズコンテンツのポイント

1.バーグハンバーグバーグ社の圧倒的な尖り

みなさまは、バーグハンバーグバーグ社をご存知のことだと思います。

バーグハンバーグバーグ

真面目に不真面目なエッジの効いたWebコンテンツ制作・運営を行う企業です。バーグハンバーグバーグ社の打ち出す企画はたちまちバズを呼び起こすので、SNSなどで目にしている方も多いでしょう。

ソーシャル上で拡散されるWebコンテンツ制作を行うことに関しては、日本でもトップクラスの実力をお持ちです。

さて、そのバーグハンバーグバーグ社が仕掛けたバズ企画について、3つほどご紹介し、それらを俯瞰して何が良かったのかを考察します。

すべてかなり拡散されていた企画なので、みなさまもご存知だと思います。

2.ソーシャル上を跳ねまわった3つの企画

バーグハンバーグバーグ社制作の企画の中から、3つほど紹介します。

呼んでおいてスッパリ無視する、その残虐性

渋谷のカレー屋のカレー販売のプロモーションとして制作されたものが「インド人完全無視カレー」です。2013年の企画なので、もう2年も経っているのですが、まだまだ記憶に新しいです。

インド人完全無視カレー   インド人のアドバイスを完全無視!-カラメル_compressed

インドで敏腕を振るう一流のインド人シェフを母国から呼び寄せながら、彼からのアドバイスをすべて無視し、勝手に調理するという企画です。

ソーシャル上でも評価されていて、845はてブ、5361いいね!(2015年9月30日現在)されています。

インド人の静止を振り切ってトムヤムクンを投入するなど、味が未知の割には3食で2980円という価格設定で安くはないのですが、なんと完売しています。

そして、おいしさ0.8倍となって再販されています。

インド人完全無視カレー

もう良く分かりません。

逆にまったく伝わらない……

そして、株式会社マイスターワークスの運営する「保険ソクラテス」のプロモーションとして制作されたものが「分かりすぎて困る!頭の悪い人向けの保険入門」です。

頭の悪い人向けの保険入門

ページを開くとファーストビューに大きく「頭の悪い人向け」という文字が現れます。さらに5行の説明文が添えられていますが、上の4行は一切意味をなしていません(笑)。

保険アドバイザーの佐々木先生によれば、「保険のことを保険と思うから難しくなってしまう。だから、保険のことを保険と思うのをやめるといいと思う。」とのことで、保険に関わる様々な用語を身近な単語に置き換えてくれます。

保険ってなあに?

他にもイラストで分かりやすく(?)説明もしてくれています。

何気なくページ右下の「上へ」というアイコンをクリックしたときには、「芸が細かいなあ」と感心してしまう仕掛けもありました。

このコンテンツの完成度はぐうの音も出ないほどですが、実際に1545はてブ、2.5万いいね!という数値(2015年9月30日現在)を叩き出しています。

あの「はあちゅう」に褒められる!?

最後に、株式会社SCRAPのクロスワードRPGアプリ「くまクロ」のプロモーションとして制作されたのが「2015年下半期、こんな男が絶対モテる!

はあちゅう インタビュー

このWebコンテンツは、何の変哲もない「はあちゅうさん」の単独インタビューに見えます。しかしその実、Facebookからデータを読み込み、ユーザによって異なるコンテンツが表示されるという仕組みになっています。

インタビューではあちゅうさんが「こんな人がモテる!」ということを語っていますが、Facebook連動に気付かなければ内容が「自分にすべて当てはまってる!」と鼻息が荒くなること請け合いです。

そしてなぜかインタビューの中で必要以上に発せられる「クロスワード」という言葉に違和感を抱きつつも最後まで読んでいくと「くまクロ」というアプリ名が登場するので、そこでユーザはプロモーションだと気付くようになっています。

はあちゅう くまクロ

このコンテンツは、上記2つと評価軸が異なりますが、リリース初日に15万PV、4日間で27万PVを記録しています。

3.バズコンテンツのポイント

さて、では上で挙げたコンテンツのポイントをまとめてみると、

「逆の発想」
「ツッコミの余地」
「分かりやすさ」
「賛否両論」

これらのポイントが見られます。

例えば「インド人完全無視カレー」では、インド人をインドから呼び、普通ならアドバイスを聞くところを無視することや、「分かりすぎて困る!頭の悪い人向けの保険入門」において、用語を置き換えすぎて結局分かりにくいなど、逆の発想を使っています。

そして、そのギャップにツッコミの余地があるため、コンテンツを見た人は「なんで呼んだんだよ!」「逆に分かりにくいw」とツッコまずにはいられません。「2015年下半期、こんな男が絶対モテる!」においても、「はあちゅう、よくこの仕事OKしたな……」というリアクションが相次ぎました。

R_つっこみ_compressed

そして、コンテンツの中で動画、画像、グラフなどを駆使して、テキストを読み込まなくても直観的に内容が伝わるような分かりやすさも重要なポイントです。「分かりすぎて困る!頭の悪い人向けの保険入門」では、画像を多用することで、「逆に分かりにくい」という内容を分かりやすく表現していました。

そして、ソーシャルメディア中を駆け巡るように拡散されるためには、FacebookやTwitterでの「シェア」が「シェア」を呼ぶことが必須です。コンテンツ内で「このコンテンツは面白いですよ」と書いてもそれは伝わりませんが、実際に体験した人が「面白かったです」と添えると一気に魅力的に見えます。クチコミを見た人が「たしかに面白い、だからシェアしよう」と思えば、更なる「シェア」が生まれます。もしくは「この意見には反対だ!」という意見も十分興味を惹く対象になりえます。そういった賛否両論が巻き起こるほど、コンテンツは拡散されていくのです。

賛否両論

参考記事

日本一ふざけた会社「バーグハンバーグバーグ」の社長が、けっこう真面目に取材に答えている記事はこちら
「はあちゅうインタビュー・ジェネレーター」で話題のPARTYとバーグハンバーグバーグを取材してみた
ネット界のヒットメーカー PARTYとバーグハンバーグバーグが語る「ウケるネットコンテンツ」とは?
バーグハンバーグバーグの記事がなぜ面白いのか分かりました ~常識人が真剣に不真面目をするバーグ流企画術


あとがき

いかがでしたでしょうか。

バーグハンバーグバーグ社のコンテンツをソーシャルメディア上で絶えず見かけるので、今回はなぜそこまでバズるのかというところに注目し、勝手に学んでみました。

これからもまだ見たことのないバズ企画がどんどん飛び出してくるのかと思うと大変楽しみです。

以上、『バズのために「ツッコミの余地」を残せ!~バーグハンバーグバーグの企画事例から勝手に学ぶ~』でした。


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