スマートフォンコンテンツ時代に外せない「短時間」「一話完結」という要素

By | 2016年2月23日

スマホアプリ

ああ、時間がない。好きなことをしたり、好きじゃないことをしたりしながら、めくるめく日々を生きているうちに、どんどん過ぎ去る時間を見送っています。さながらドナドナです。

こんにちは、スマリストの田嶋です。時間は作り出すものだという人を信じられません。

さて、いまみなさまのお手元には何がありますでしょうか?いくつかあるかもしれませんが、おそらく、スマートフォンもあるのではないでしょうか。

スマートフォンにコンテンツを乗せて提供する方々は「今ユーザはどんなコンテンツを求めているんだろう?」と悩んだことがあるはず。

今、どんなコンテンツが求められるのか。結論を急ぎますと、この時代のコンテンツに重要なこととは「短時間」であること、そして「続きものでないこと」、つまり「一話完結」のコンテンツであることです。

当記事では「短時間」、「一話完結」のコンテンツの有用性について述べてみます。

■目次
1.記事コンテンツの消費のされ方
2.記事以外のコンテンツに必要な要素


1.記事コンテンツの消費のされ方

短いか、長い記事が読まれる

2012年にアメリカでローンチしたクオーツ(Quartz)というビジネスニュースメディアがあります。

(余談ですが、クオーツの「Daily Brief」にメールアドレスを登録すると、世界中の最新ニュースのサマリーが毎日メールで配信されるので非常に便利です!)

このクオーツが一躍有名になったのは、サービスの有用性もさることながら、クオーツ・カーブ(Quartz curve)というユニークなデータを使っているためです。

クオーツカーブ

そしてまた、「クオーツ・カーブ」という編集哲学に基づき、記事を送り出している。

アメリカの新聞の平均的な記事の長さは、紙面の上から下までの一段の記事で、語数にして700語台である(日本語に訳すと2千数百字になる)。だが、『クオーツ』は、500語よりも短い記事と、800語よりも長い記事に特化している。

この哲学に行き着いたのは、トラフィックを分析したところ、デジタルでよく読まれるのは短い記事か長い記事のどちらかだという分析結果を得たからでもあり、700語台の記事は無駄が多いと考えるからでもある。

アメリカで躍進中のビジネスニュースサイト『クオーツ(QUARTZ)』 その編集方針と経営戦略を聞いた  | New York Sophisticated | 現代ビジネス [講談社]

このデータに基づくと、読者は短い記事か、それなりに長い記事を好んで読んでいます。


日本では短い記事が読まれる傾向にある

また、日本においては、Adobeによるミレニアル世代(2000年以降に成人、あるいは社会人になる世代)に対して実施した意識調査のデータがあります。

情報を得る時間が例えば1日に15分程度に限られている場合、日本人の約8割(79%)が「長めの記事を読むより、話題となっている短めの記事を数多く閲覧したい」と回答しており、世界平均の63%を上回る結果となりました。

アドビ、消費者のコンテンツに関する意識調査の結果を発表 | Adobe

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クオーツ・カーブの例とは異なり、こちらの調査では短めの記事が好まれるとの結果が出ています。

たしかに長文記事は時間に余裕のあるときには良いですが、少しの移動時間などで読むときには避けてしまいますよね。

日本人の半分がスマートフォンを所有する時代になりました。そしてこの割合は年々増加しています。

アプリ企画、DAUに悩む人へ——アプリを起動してもらう不変の条件 | SmaList(スマリスト)

スマリストの先日の記事でも述べたように、今では大半の人が当然のようにスマートフォンを持つようになり、多くのアプリディベロッパーやスマホサービス提供者は、忙しい現代人のスキマ時間を奪い合っています。

この記事を読んでいるみなさまの中に、毎日時間があまってしまって何をしたらいいのかわからない、という方は少ないかと思います。お仕事をされている方ももちろんですし、余暇に時間の大部分を投下している場合もあるでしょう。

ともすれば、忙しい人々にとって、何か同じ一つのことに時間を投下し続けることは難しくなってきているのではないかと感じるのです。

現代人は忙しい

なぜなら現代人は「細切れの時間」を生きているからです。このことは疑い用のない事実だと思います。もはや電車やタクシー、トイレの中まで、ユーザはスマートフォンの画面とにらめっこしながら過ごしています。スマートフォンを手にとっていないと、どこか気が休まらないかのように。


2.記事以外のコンテンツに必要な要素

そして上述の調査結果である「短い記事を多く閲覧することを好む」ことと同様のことは、記事以外のコンテンツにも当てはまると思います。

それは、

  • スマートフォンを持っている
  • 可処分時間が細切れになっている
  • そのスキマ時間にコンテンツにアクセスできる

という条件が記事とその他のコンテンツとで同じだからです。

たとえば動画コンテンツ。短いものはYoutubeに限らず、InstagramやMixChannel、果ては6秒動画のVineなど、近年コンパクトなものが消費されるようになりました。

他にも、根強い人気を誇る心理テストも、サクッと楽しめる点ではより現代のスマホ環境に適したコンテンツと言えるかもしれません。

心理テストは直観によるものが多いので、一つのコンテンツを楽しむのにほとんど時間がかかりません。 それゆえに「つい」試してしまいます。

心理テストって心理学と関係あるの?私たちが心理テストに惹かれる理由を考察してみた | SmaList(スマリスト)

このように「短時間」のコンテンツであれば、スキマ時間であろうと楽しめます。

また、上述の調査結果がニュースなどの記事コンテンツ以外にも言えるのであれば、次々と違うコンテンツを消費する上で重要なことは、そのコンテンツが「一話完結」であることです。

スライド3

一度に連続した長い時間を過ごすのではなく、短い時間を細切れにして何度も消費する現代のスタイルにおいては、その都度、前回の続きから見直すわけにはいきませんからね。

サイト訪問やアプリ起動したときに、サクッと楽しめるコンテンツこそ求められているのです。


あとがき

いかがでしたでしょうか。

ということで、これからのスマートフォンコンテンツを考える際には「短時間」「一話完結」というキーワードを考慮した方が良さそうです。

以上、『スマートフォンコンテンツ時代に外せない「短時間」「一話完結」という要素』でした。


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