日本人は出会い系好きすぎる……国内スマホアプリの収益ランキングを覗いてみた

By | 2016年3月5日

アプリ 収益 日本

スティーブ・ジョブズのあのプレゼンテーション以降、スマートフォン時代に突入し、誰もが小さなコンピュータを携帯することができるようになりました。
改めて言う必要はないですが、その快適さの多くを担っているのがアプリです。

こんにちは、スマリストの田嶋です。

誰もが日常的に使っているアプリにおいて、どのアプリが最も収益を上げているかご存知でしょうか?
そのランキングと、ランキングから見えるアプリ市場を俯瞰してみました。

つまり、このランキングに対して「たしかにそうだよな」と肌感覚で思えなければ、世の中のアプリマーケットから取り残されていることになります。

この記事は、国内アプリ市場で収益化に成功しているアプリを確認し、その傾向を掴みたい、答え合わせをしたいという方向けの記事になります。

■目次
1.国内スマホアプリ収益ランキングはこうなっていたのか
 1-1.2015年国内アプリ収益ランキング
 1-2.ランキングを受けて
2.4つの視点から見る日本のアプリ市場
 2-1.LINEの収益化がとてつもない
 2-2.アバターサービスは根強い人気を誇る
 2-3.出会い系は収益性が非常に高い
 2-4.マンガ文化はデジタルでも顕在である


では、どうぞ。


1.国内スマホアプリ収益ランキングはこうなっていたのか


1-1.2015年国内アプリ収益ランキング

世界のアプリ市場データと分析ツールを提供しているApp Annieが『2015年アプリ市場総括レポート』というレポートを配信しています。

このレポートには世界のアプリ市場に関して知っておくべきことが数多くありますが、その中から「iOSとGoogle Playを併せた日本国内のアプリ収益ランキング」(ゲームアプリは除外)に着目したいと思います。

さて、読者のみなさんが課金しているアプリはランクインされてるでしょうか?

レポートによるとデータは以下のようになります。


アプリ パブリッシャー
1位 LINE LINE
2位 LINEマンガ LINE
3位 ポケコロ ココネ
4位 LINE PLAY LINE
5位 ドラゴンクエストⅩ
冒険者のおでかけ超便利ツール
SQUARE ENIX
6位 Pairs エウレカ
7位 YYC ミクシィ
8位 LINE占い LINE
9位 少年ジャンプ+ 集英社
10位 タップル誕生 CyberAgent


これが日本のiPhoneとAndroidのアプリ収益のトップ10です。

すべて知っていましたでしょうか?


1-2.ランキングを受けて

私は、第3位の収益を誇る『ポケコロ』をこのランキングを見て初めて知りました。
アプリは2011年にリリースしているようです。

また、5位の『ドラゴンクエストⅩ 冒険者のおでかけ超便利ツール』も驚きのランクインでした。
ドラゴンクエストシリーズは9まで遊んだ私ですが、オンラインゲームということで10は忌避してしまいました。
そのドラクエ10の補助ツールという位置づけであるこのアプリが収益ランキングで5位とは……。

このランキングをさらに分類しながら、もう少し詳しく見ていきたいと思います。


2.4つの視点から見る日本のアプリ市場

このランキングを見て、何か気になったことはありますか?

10個のアプリを4つのジャンルに分けつつ見ていきましょう。


2-1.LINEの収益化がとてつもない

まず、上のランキングをザッと見て「LINE、多っ!」と思ったのではないでしょうか?
(私は思いました。)


アプリ パブリッシャー
1位 LINE LINE
2位 LINEマンガ LINE
4位 LINE PLAY LINE
8位 LINE占い LINE


電車の中を想像してみると、スマホを持ってる人がLINE系のアプリをよく使っている印象があります。
LINEやLINEマンガで楽しんでいる人をよく見かけますしね。

このランキングを見て、LINE占いからも高い収益があがっているのは意外でしたが。

LINEの強さの一つは「情報感度高く(ときには模倣しながらも)どんどんアプリをリリースし、陰りが見えたら撤退を勇断できる」ことを繰り返し行っていることだと思っています。

2年前に3つの新サービスを発表したLINEのアプリ今何種類?ゲームや占いを含め、全サービス72種類を列挙してまとめました!という記事を書きましたが、この記事で取り上げたアプリも現在では撤退したものがいくつもあります。

ほとんどあらゆるジャンルの「有名どころのアプリ」が持つ機能は、LINEアプリとしてリリースされている気がします。


2-2.アバターサービスは根強い人気を誇る

次に、上位にアバターアプリが来ているところに着目しました。


アプリ パブリッシャー
3位 ポケコロ ココネ
4位 LINE PLAY LINE


『ポケコロ』『LINE PLAY』はともに、サイバーエージェントのアバターコミュニティサービスである『アメーバピグ』のようなアプリです。

服や家具アイテムの入手などに課金されます。
アバターが可愛くなっていったり、家がおしゃれになっていくと、「もっともっと!」と求めてしまうのでしょうか。

据え置きゲームでも『どうぶつの森』ブームもありましたし、このようなアバターサービスは時代を越えて求められるのでしょう。

ちなみに、自分の分身のことを「アバター」と呼びますが、これはヒンディー語の「अवतार(アバタール:化身)」を語源としています(正確にはサンスクリット語の「アバターラ」)。
インドには多くの化身を持つ神々がいるのです。
……完全に余談でした。


2-3.出会い系は収益性が非常に高い

「やはり出てきたか……」と思わざるを得ない「出会い系アプリ」がトップにランクインしています。


アプリ パブリッシャー
6位 Pairs エウレカ
7位 YYC ミクシィ
10位 タップル誕生 CyberAgent


今、マッチングアプリの中で最も著名でおしゃれなものが『Tinder』だと思いますが、昨年始めた有料課金サービスは順調に伸びているようです。

Tinder’s revenue growth has been spectacular on both iOS and Google Play ever since it launched its premium subscription service Tinder Plus. After its launch, parent company IAC reported strong growth in Tinder’s paid subscriptions in its Q2 2015 earnings statement.
Worldwide App Annie Index for Apps August 2015 – App Annie Blog

また、kakeruの「24~26歳のOLを招いて出会い系アプリについて聞く」という面白い記事を思い出しました。

いま「出会い系」なんて言わないですよ。”マッチングアプリ”っていうんですよ!(笑)(原文ママ)
【覆面座談会】平成生まれ女子はフツーに「マッチングアプリ」で出会ってるって本当ですか?

カジュアルに出会い系、もといマッチングアプリを使い、課金する。そんな世界観の到来を感じさせるランキングでした。


2-4.マンガ文化はデジタルでも顕在である

マンガ市場全体が沈みゆく中で、マンガアプリが収益ランキングでトップ10入りしています。


アプリ パブリッシャー
2位 LINEマンガ LINE
9位 少年ジャンプ+ 集英社


にっぽんのマーケターの記事によると、マンガ市場自体は縮小傾向にあるものの、電子マンガの伸びにより、減少にブレーキがかかっているようです。

私もこの記事を書くにあたっていくつかのマンガアプリをダウンロードして使ってみましたが、有料なら出会うことのなかった作品と出会えることは素晴らしい体験でした。
結局、「毎週一話ずつでなく今すぐ読みたい!」と、そのまま単行本をアプリで購入してしまいました。
悔しいですが、今週末が楽しみです。

『少年ジャンプ+』では『週間少年ジャンプ』を購読することができるのもありがたいです。


あとがき

いかがでしたでしょうか。

国内アプリの収益ランキングから、収益を上げているアプリをカテゴライズして眺めてみました。

ちなみに世界版のランキングでは、トップ4をすべてFacebookのアプリが占めて(!)いました。
1位の『WhatsApp』、4位の『Instagram』は同社が買収したサービスなので、その先見性とM&A手腕はさすがとしか言えないですね。

以上、『日本人は出会い系好きすぎる……国内スマホアプリの収益ランキングを覗いてみた』でした。


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