動画に代表される「タテ型コンテンツ」の時代が到来した

By | 2017年6月15日

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数年の間唱えられ続けた「動画元年」は2016年にこそふさわしい呼び名だと思います。

今の時代のサービスは当然のようにスマホファーストで設計されるようになりました。スマホファーストを考えるとき、コンテンツはどんなカタチをしているべきでしょうか。

当記事ではコンテンツのカタチについて考えてみたいと思います。

■目次
1.時代のデバイスに合ったコンテンツのカタチ
2.タテ型フォーマットが主流になる
3.ヨコ型→タテ型→?

1.時代のデバイスに合ったコンテンツのカタチ

以前に最適なコンテンツのフォーマットはそれを掲載するメディアに合わせて最適化すべきと書きましたが、メディアを考える前に、そのコンテンツを視聴(体験)するデバイスに最適化する必要があります。

当記事をご覧のみなさまの一番身近なデバイスはスマートフォンと言い切ってしまって問題ないでしょう。つまり今現在において、スマホとの相性の良さがフォーマットの最適性を大きく左右します。

タイトルで答えを言ってしまっているわけですが、タテ型コンテンツこそがスマホとの相性を考える上で最適なカタチであると思っています。

私たちは普段から何の疑問もなく、タテ方向に向けたままスマホを使用しています。そのように設計されているのだから当然ではありますが。

スマホ上では、下の画像のようにタテに長いコンテンツは、ヨコ長のコンテンツと比べて大きく表示されます。

タテ長のコンテンツ

一方、下の画像のようにヨコ長の画像はスマホの幅に合わせるためにスマホで見ると小さく見えてしまいます。

ヨコ長のコンテンツ

つまり、タテ長のコンテンツはタテ向きに作られているスマホの画面占有率が高い。コンテンツが主役となる場合、大きく表示されるべきだということには異論はないと思います。

さらに、ヨコ型の動画やゲームにおいては特に顕著で、スマホ自体をヨコ向きに持ち直さなくてはなりません(もしくは上下の黒い帯に目をつむるかですね)。下の動画は従来通りのヨコ長の動画であるため、PCで視聴すると違和感はありませんが、スマホデバイスで視聴すると上下に黒い帯ができてしまいます。

Himekami (姫神) – spring growth (春萌え~せせらぎ清浄)

スマートフォンというタテ型のデバイスにおいて、ヨコ型フォーマットのコンテンツは相性があまり良くありません。


2.タテ型フォーマットが主流になってきた

従来までは映画のスクリーンという「デバイスの画面」が、「コンテンツがヨコ型であること」を規定していました。その流れを汲んだテレビでもヨコ型が主流であり、一般的な動画もほとんどヨコ型一辺倒でした。

ところがタテ型デバイスであるスマートフォンが普及したため、これからはタテ型動画が当然のように主流になってくるでしょう。実際にタテ型の動画も増えてきています。

顕著な例をあげましょう。2012年に公開された「Vertical Video Syndrome(タテ型動画症候群)」と題した動画で、「動画はタテではなくヨコ向きで撮りましょう」と訴えたものをご存知でしょうか。これは大きく視聴回数を増やしました。

Vertical Video Syndrome – A PSA

しかし、数年の経過とともに環境は一変し、スマホに最適なタテ型動画が出始めました。

たとえば、下記のような著名なパブリッシャー・メディアではタテ型動画が配信・掲載されています。

  • ワシントン・ポスト
  • Periscope
  • C CHANNEL
  • Snapchat
  • Abema TV
  • LINE LIVE

『ワシントン・ポスト』では、アメリカの「スーパーチューズデー」の重要性を説いたタテ型動画を配信するなど、配信本数はまだ多くはないようですが徐々にタテ型動画を増やしています。

『Periscope』はTwitterが運営するリアルタイム動画ストリーミングサービスですが、ヨコ向きだけでなく、タテ型動画にも対応しています。

日本でのタテ型動画のパイオニアである『C CHANNEL』に、世界でのタテ型動画の火付け役である『Snapchat』など、多くのパブリッシャー・メディアがタテ型動画を扱っています。

その他にも、このタテ型動画のトレンドを受け、YoutubeやFacebookなども昨年タテ型動画に対応しています。


3.ヨコ型→タテ型→?

動画がそうであるように、コンテンツを写し出す「画面」がコンテンツの最適なフォーマットを決定しています。そして、情報量の観点では画面が大きいほど表現の幅が広がり、より多くの情報を伝えることができます。

Facebookに買収された『Oculus』や、莫大な資金を調達している『Magic Leap』のようなARやVRといった分野では、ユーザが接する空間そのものを「画面」と捉えることも可能です。

R_Oculus

https://www.oculus.com/en-us/

R_MLhttp://www.magicleap.com/#/home

日に日に期待感が高まりつつあるVR、ARの分野の「画面」が仮想現実や拡張現実といった空間となると、これまでにも増して一気にコンテンツの自由度は高まっていくでしょう。


あとがき

タテ型動画の盛り上がりとともに、タテ型動画に特化したサービスを提供する企業も出始めました。そして動画だけでなく、スマホで心地よく使えるタテ型コンテンツはますます増えていくことでしょう。

これからの発展が楽しみです。

以上、『動画に代表される「タテ型コンテンツ」の時代が到来した』でした。


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