動画に代表される「タテ型コンテンツ」の到来はすぐそこである

By | 2016年3月25日

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動画元年と言われて久しいですが、本年2016年こそ本命と言われています。

各サービスのスマホファースト化が進む中、前回の記事に引き続き、最適なコンテンツのカタチについて考えてみたいと思います。

※この記事は2016年7月15日に再編集を行っています。

■目次
1.時代のデバイスに合ったコンテンツのカタチ
2.タテ型フォーマットが主流になる
3.ヨコ型→タテ型→?

1.時代のデバイスに合ったコンテンツのカタチ

ほとんどの人の一番身近なデバイスはスマートフォンで間違いないと思います。

前回の記事では、最適なコンテンツのフォーマットはそれを掲載するメディアに合わせて最適化すべきだと書きましたが、メディアを考える前に、そのコンテンツを視聴(体験)するデバイスに最適化する必要があります。

多くの人に見られることを目指すなら最適なフォーマットとはスマホと相性の良いものになりますが、具体的にはどのようなものでしょうか。

タイトルで答えを言ってしまっているわけですが、それはタテ型コンテンツだと思っています。スマホ画面はタテ型であり、私たちは何の疑問もなく、通常タテ方向のまま使用しています。そのように設計されているのだから当然です。

たとえば、下の画像のようにアスペクト比が2:1の画像はスマホで見ると小さく見えてしまいます。

タテ型動画

スマホであれば下の画像のようにタテに長いの画像の方が見やすいのではないでしょうか。

R_スライド - コピー

また、ヨコ型の動画やゲームに至っては、スマホ自体をヨコ向きに持ち直さなくてはなりません(もしくは上下の黒い帯に目をつむるかですね)。下の動画は従来通りのヨコ長の動画であるため、PCで視聴すると違和感はありませんが、スマホデバイスで視聴すると上下に黒い帯ができてしまいます。

Himekami (姫神) – spring growth (春萌え~せせらぎ清浄)

スマートフォンというタテ型のデバイスにおいて、ヨコ型フォーマットのコンテンツは相性が悪いのです。


2.タテ型フォーマットが主流になる

ここ数年「元年」と言われっぱなしの動画ですが、そのフォーマットにも変化が現れました。

従来までは映画のスクリーンという「デバイスの画面」が、「コンテンツがヨコ型であること」を規定していました。その流れでテレビもヨコ型が主流であり、一般的な動画もほとんどヨコ型一辺倒でした。しかし、タテ型デバイスであるスマートフォンが普及した今、これからはタテ型動画が当然のように主流になってくるでしょう。

2012年には「Vertical Video Syndrome(タテ型動画症候群)」という、「タテ向きではなくヨコ向きで動画を撮りましょう!」と訴えた動画が公開され視聴数を伸ばしました。

Vertical Video Syndrome – A PSA

しかし、4年が経過した2016年現在、面白いように状況は一変し、スマホに最適なタテ型動画が出始めました。

たとえば、下記のような著名なパブリッシャー・メディアではタテ型動画が配信・掲載されています。

  • ワシントン・ポスト
  • Periscope
  • C CHANNEL
  • Snapchat

『ワシントン・ポスト』では、アメリカの「スーパーチューズデー」の重要性を説いたタテ型動画を配信するなど、配信本数はまだ多くはないようですが徐々にタテ型動画を増やしています。

『Periscope』はTwitterが運営するリアルタイム動画ストリーミングサービスですが、ヨコ向きだけでなく、タテ型動画にも対応しています。

日本でのタテ型動画のパイオニアである『C CHANNEL』に、世界でのタテ型動画の火付け役である『Snapchat』など、多くのパブリッシャー・メディアがタテ型動画を扱っています。

その他にも、このタテ型動画のトレンドを受け、YoutubeやFacebookなども昨年タテ型動画に対応しています。


3.ヨコ型→タテ型→?

動画がそうであるように、コンテンツを写し出す「画面」がコンテンツの最適なフォーマットを決定しています。そして、情報量の観点では画面が大きいほど表現の幅が広がり、より多くの情報を伝えることができます。

Facebookに買収された『Oculus』や、莫大な資金を調達している『Magic Leap』のようなARやVRといった分野では、ユーザが接する空間そのものを「画面」と捉えることも可能です。

R_Oculus

https://www.oculus.com/en-us/

R_MLhttp://www.magicleap.com/#/home

日に日に期待感が高まりつつあるVR、ARの分野の「画面」が仮想現実や拡張現実といった空間となると、これまでにも増して一気にコンテンツの自由度は高まっていくでしょう。


あとがき

タテ型動画の盛り上がりとともに、タテ型動画に特化したサービスを提供する企業も出始めました。そして動画だけでなく、スマホで心地よく使えるタテ型コンテンツはますます増えていくことでしょう。

これからの発展が楽しみです。

以上、『動画に代表される「タテ型コンテンツ」の到来はすぐそこである』でした。


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