女子大生が制作した「方言から出身地を当てる診断コンテンツ」に哀愁を禁じ得ない

By | 2016年4月4日

診断コンテンツ 方言

2016年も4月になり新しい区切りを迎えました。気持ちも新たにがんばっていきたいと思っている田嶋です。

私は大阪生まれの大阪育ちですが、就職で上京してからというもの、大阪在住の人と話をする度に「東京に染まった」と言われるようになってしまいました。大阪弁に誇りを持つ大阪人としては少し不甲斐ない気持ちがあります。

そこで、方言を頼りにした出身地診断サービスを使って自分の大阪人としての誇りを再確認したいと思います。


1.方言チャートとは

質問

「出身地鑑定!! 方言チャート」は上図のような方言に関する質問に答えていくと、自分の出身地がわかる診断チャートです。社会言語学に詳しい東京女子大学篠崎晃一氏とそのゼミ生たちが制作したものですが、「この診断サービスが面白い」とSNS上で話題になりました。




また、このサービスを通じて自分の地方で使われている言葉が方言であることを初めて知った方もいるようです。




Facebook、Twitterを中心に拡散された「方言チャート」ですが、ここまでユーザの心を掴めたのはなぜでしょうか。


2.パーソナルな部分に丁寧に触れる仕組み

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当ブログ、スマリストでは以前、診断コンテンツがなぜ愛され、どうしてシェアされるのかについて考察してきました。

診断コンテンツをFacebookやTwitterで目にされた方も多いかと思いますが、これらはなぜバズったのでしょうか。言い換えれば、診断コンテンツをユーザはなぜシェアしたのでしょうか。

キーワードは自己表現の場と結果画面主義です。

100万PV超の心理診断テストに共通していたバズる秘密――結果画面主義と自己表現の場

詳しくは当該記事をご覧いただくとして、診断コンテンツの持つ効果を一言でまとめると、診断コンテンツが「自己表現」を促す場所であり、当たり外れはあるものの、診断結果画面に対して「ツッコミを入れたい」という感情を逆撫でするタイプのコンテンツだからです。

さて、では「方言チャート」はいかがでしょうか。

カギは「パーソナルな部分に触れている」ことだと思います。「方言チャート」は、ユーザの方言を言い当て出身地というパーソナルな部分を指摘するコンテンツですよね。

診断系のコンテンツの持つ力は、その診断結果をもって「自分はこういう人間だ!」と周りの人に言いたくさせる類のものです。私であれば結果画面をシェアしながら「良かった、大阪人としての誇りを失っていなかったようだ……。」とコメントしてしまうでしょう。


3.これからのコンテンツの方向性

Diversity of Children Aspiration Future Looking up Concept

診断系コンテンツが人に受け入れられるように、今後はますますパーソナライズされたコンテンツがウケるようになるのではないでしょうか。誰でも同じではなく「あなただけ」のコンテンツです。

診断コンテンツで言えば、その結果が正しかろうとなかろうとあまり関係のないようです。「あなただけ」に向けられた結果だからこそ、躍起になって訂正したり、納得したり、ツッコミを入れたりしながらコンテンツを消費するのです。

あらゆる日常がデータとして切り取られつつある現在ですが、それらがビッグデータとなってやがてパーソナルな結果を個人に返していくのでしょう。遠くない未来、誰もがパーソナライズされたユニークなコンテンツを楽しむようになっていくと思います。

そのときも変わらず、「自分はこんな人間だよ!」とシェアされるのでしょうか。きっと、されるのでしょうね。性ですから。


あとがき

いかがでしたでしょうか。

最後に私も、「方言チャート」で自分の大阪人としてのアイデンティティを確認してみました。

診断開始_キャプチャ

大阪人としてのアイデンティティを、いざ。






奈良県の大和エリアでした!

ああ、そうですか。私は東京に染まった結果、魂が大阪に帰る途中で奈良に不時着したようです。

ああ、そうですか……。

以上、『女子大生が制作した「方言から出身地を当てる診断コンテンツ」に哀愁を禁じ得ない』でした。


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