脱力系Webマガジン「ミータイムス」編集長に聞く、癒し空間をメディアで再現する方法

By | 2016年7月8日

こんにちは、スマリストの田嶋です。

「ひとりの時間をどう過ごそう?」——ふと、そう感じたことはないでしょうか?友達や同僚、恋人や家族と普段は過ごしていても、生活の中で必ず訪れる「ひとりの時間」。

繰り返されていく日常の中に「たまにある非日常」を提案してくれるWebマガジン、それが『ミータイムス』です。

この女性向けメディアの編集長である森さんにインタビューを行い、癒し空間を醸し出すメディアの裏側を聞いてきました!

グルーバー 森編集長

今回お話を伺った株式会社グルーバーの森編集長。

森 由佳(もり ゆか)

2011年株式会社オプト入社。クリエイティブディレクターとして約5年間、広告や企業サイトなどWebマーケティング全般のクリエイティブ企画・制作を手掛ける。2015年よりグループ会社の株式会社グルーバーへ出向。社内新規事業のWebメディアMe times(ミータイムス)の編集長を務める。

■目次

  1. いつもと違うひとり時間を提案する『ミータイムス』
  2. 女性向けの鉄板コンテンツが通用しなかった
  3. ミータイムスでのこれまでのヒットコンテンツ
  4. 読者との関係をもっと深めていきたい


いつもと違うひとり時間を提案する『ミータイムス』

-まず、会社と事業について教えてください。

株式会社グルーバーは「MAKE A GROOVE」をビジョンに掲げ、一人一人が自分らしく躍動する世界の実現を目指している会社です。事業としては、コンテンツマーケティング支援、メディア支援、自社メディア運営の3つの柱があります。現在注力しているのが、メディア様に導入して頂いているコンテンツ分析ツール『TRIVER』のデータ分析と、自社メディアです。

メディアも3つ運営していて、私が編集長をしている女性向けの『Me times(ミータイムス)』の他に、洋酒をメインに扱っている『ACCETORY(アクセトリー)』、他社と協業で行っているアウトドア情報の『.HYAKKEI(ドットヒャッケイ)』があります。

-『ミータイムス』はどういったメディアなのでしょうか?

ミータイムス キャプチャ2

『ミータイムス』は女性のひとり時間の過ごし方を提案するWebマガジンです。20代後半~30代前半の働いている女性をターゲットとしていて、実際にそういった人に読んでいただいています。

ひとりの時間に行ってみたいお店であったり、やってみたいことをコンテンツとして発信しています。

-いわゆる「お一人様」と呼ばれる方々に向けてコンテンツ制作をされているのでしょうか?

「お一人様」や「独身」という属性にフォーカスはしていなくて、どちらかと言うと「ひとりでいるときの選択肢を持つことができるように」ということを考えて運営しています。

コンテンツとしては、「ひとりご飯のレシピ」や「行ってみたいお店」を含め、これまで色々な切り口のものを試してきました。


女性向けの鉄板コンテンツが通用しなかった

-他にはどのようなコンテンツがありますか?

以前ネイティブアドを担当していた経験から、「モテ、ダイエット、美容」は女性系のメディアとは相性が良いことは分かっていたのですが、『ミータイムス』に限っては全然ヒットしませんでした。

そこで「『モテ』のような要素は私たちのメディアには求められていないんだ」と気が付きました。

ミータイムス キャプチャ

実際に編集メンバーを見てみると、キラキラしているメンバーは一人もいなくて、どちらかと言うと全員「脱力系」なんです(笑)

「美しくなるために実践すべき7つのこと」のような「もうちょっと背伸びして頑張ろう」という記事ってよくありますよね。そういうのは私たち自身も「実践できるのかな、めんどくさいな」と思ってしまい、結局行動に移さなかったりします。

だから私たちは「自分でもできること」や「あまり負荷なくラクにできる」といったことを意識してコンテンツにしています。

-なるほど。その「脱力感」「ほんわか感」が『ミータイムス』の特徴になってくるのですね。

そうですね。働いている女性が脱力できるメディアって良いよね、読んでいて温かい気持ちになるメディアをつくりたいよね、という話をよくしています。

手書きコンテンツ

たとえば、メディアの中でも手書きの文字を使ったりするなど、他メディアとは違ったフォーマットを使うようにしています。

工数がかかる割にはSEO的にあまり意味がなかったりするんですけどね。

-「脱力」「癒し」の雰囲気をつくることの他にこだわっているところはありますか?

一次情報にこだわってコンテンツ作成を行っている点ですね。

一時期は私たちも外部のテキストや画像を引用してメディアに掲載するようなキュレーションメディアの体裁を取っていました。しかしそれでは他社との差別化ができず、どこかで見たことのあるようなメディアになってしまうため、今年から一次情報にこだわったコンテンツづくりを始めました。

-どのような体制でコンテンツ制作を行っているのでしょうか?

社内は私の他に2名のライター、外部では15名のライターですべてのコンテンツを制作しています。

過去には一斉に多くの方に発注するということもやっていたのですが、こちら側でクオリティの担保が追いつかなかったり、メディアとしての方向性とブレてしまうということがどうしてもありました。

そこで今では新しくお取引きを始めるライターさんとは必ず顔合わせを行い、メディアに対する思いや背景を私から直接伝えるようにしています。


『ミータイムス』でのこれまでのヒットコンテンツ

-これまでの人気のコンテンツはどんな記事ですか?

文房具カフェ記事

「文房具カフェ」「ひとりでのバーの入り方」はかなり反響がありました。いつもと違う場所に行くという「非日常感」がウケているのだと思います。

他には「守りに入る日曜日」という特集も反響が良かったです。「週末とはいっても翌日はお仕事。だからこそ日曜日は自分のメンテナンスに使いましょう」という内容です。

総じて「ストレス解消」「非日常を感じるための癒し」といったコンテンツは反響がいいですね。

-現在、ありがたいことに『ミータイムス』では弊社の心理・診断コンテンツをご使用いただいています。導入の経緯を教えていただけますでしょうか?

「心のお疲れ度を診断!今のあなたに読んでほしい漫画、選びました。」というテーマで診断コンテンツを設置しています。

疲れ度 診断コンテンツ

漫画はひとり時間との相性も良いため、以前も漫画紹介の記事は出していました。

今後どのような漫画コンテンツをつくっていこうかを考えているときに、メンバーや読者さんから「漫画は読みたいけど、どんな漫画を読めばいいか分からない」という声を聞きました。たしかに最近はレコメンドエンジンなどの登場により、漫画との「運命の出会い」がなくなってしまいました。

そこで、心理・診断テストで導かれるように漫画と出会うことができれば、運命の出会いを演出できるのではと考え、導入を決めました。

-選書も森さんが行われているのですか?

私たちに漫画をオススメする知見があまりなかったので、「マンガナイト」さんという漫画の専門家と提携しています。

おかげさまでコンテンツ閲覧後のメディア回遊率は高いですね。

診断された漫画について、ツイートする読者さんも少なくない印象です。


読者との関係をもっと深めていきたい

-最後に、今後の展望を教えていただけますでしょうか?

一次情報コンテンツを配信し始めたばかりなので、もっとこだわって記事作成していきます。

また、読者さんとより深い関係を築きたいと思っていて、そのためにもリアルイベントを増やしていく予定です。そこで出会った読者さんと「ミータイムスの読者」というようなコミュニティをつくっていきたいですね。

9月にはパジャマでキャンプするイベントを企画中です。

-Webだけでなくリアルでも読者さんと接点を持つことで、お互いの関係が強固になっていくのですね。この度はインタビューにご協力いただき、ありがとうございました!

ミータイムス 森編集長2


あとがき

いかがでしたでしょうか。

今回は『ミータイムス』編集長の森さんにインタビューを行いました。

インタビューでもありましたが、メディアだけでなく編集メンバー自身も「脱力系」とのこと。そのため、読者さんに実際にお会いしたときに「ミータイムスで癒されています~!」というお声をいただいたのだとか。メンバーもメディアも、癒し系なのですね。

読者が知りたいこととメディアが届けたいことをマッチングさせながら、一次情報コンテンツをつくっていく姿勢は大変勉強になりました!

以上、『脱力系Webマガジン「ミータイムス」編集長に聞く、癒し空間をメディアで再現する方法』でした。


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