人気コンテンツは○○だった!国内大手会員アプリを調査【家電量販店編】

By | 2016年7月1日

家電量販店 コンテンツ

今や、実店舗ビジネスを行っている企業がユーザに対してアプローチする場は実店舗だけではなくなりました。それはテレビや新聞といったマスメディアの他に、web上のオウンドメディアやアプリ上で行われるようになりました。

以前、飲食業界や電機メーカー業界における会員サイトを取り上げ、その中で使われているコンテンツを比較しました。

そして今回は、大手家電量販店の会員アプリに注目し、コンテンツを比較しながら各アプリの狙いについて考察しました。

■目次

  1. 大手家電量販店アプリを丸裸に
  2. 各アプリで使われているコンテンツ比較

大手家電量販店アプリを丸裸に

今回、分析対象に選んだ家電量販店の会員アプリは以下の5つです。
※リンクはすべてiOSアプリページです

アプリアイコン

どの家電量販店も一度は目にしたり耳にしたことがある有名どころです。では、それぞれのアプリにおいてどういうコンテンツが使われているのか、何を目的としているのかを調べて考えてみます。

ヤマダ電機

ヤマダ電機

最上部にはアイコンが並び、その下にロゴと獲得ポイント、広告含む数パターンのバナーがあり、それ以下は各コンテンツがWindows8のようなタイル型のフラットデザインで配置されています。「New」の文字がついている「電子保証書/購入履歴」ボタンは、注目を集めるため大きく作られています。

コンテンツはショッピング(EC:通販)、ポイント、クーポン、店舗検索、チラシ、ゲーム、動画。家電量販店のアプリとしては、基本的なものはすべて備えられているように思います。

ユーザに期待する動きは、ヤマダ電機さんの店舗やECでクーポンを利用しながら商品を購入し、溜まったポイントを交換するといったところでしょうか。また、ゲームを設置しているのは、アプリを開いてもらうきっかけやアプリ訪問のついでに暇つぶしコンテンツとして遊んでもらうためでしょう。

このゲームコンテンツは今回の調査ではヤマダ電機さんのみ設置していました。それもヤマダ電機さんが自社で展開しているゲームアプリやwebアプリです。「ヤマダゲーム」というヤマダポイントとのポイント連携も行っています。

ヨドバシカメラ

ヨドバシカメラ アプリ

初期のiPhoneを想起しそうなヘッダーにはメニュー、ログイン、ポイント、カートのアイコンが並んでいます。読み取った商品のバーコードからヨドバシカメラさんのECサイトで検索する機能があり、その下にはカード上のバナーが多数と、おすすめのEC商品が2行にわたって表示されています。

メニューアイコンをタップするとメニューが左側から現れますが、コンテンツと呼べるものはカテゴリ検索/キーワード検索/バーコード検索といったECに関わる検索機能とポイント確認、店舗情報くらいです。

他のアプリと違い、店舗情報では検索機能がありません。ヨドバシカメラさんのアプリにはいわゆるお楽しみ系のコンテンツもなく、シンプルにECに特化し、限りなく利用用途を限定しているようです。

EDION(エディオン)

EDION アプリ

最上部にメニューアイコンとロゴがあり、その下にはホーム、「店舗で使う」、店舗・チラシと3つのタブが並んでいます。キービジュアルとして横スクロールのカルーセルがあり、その下には様々なコンテンツが続きます。

コンテンツは全アプリ中トップの種類を誇り、ラインナップはEC、ポイント、クーポン、店舗検索、チラシ、占い、コラム、エッセイ、レポートとなっています。EC機能は購買までの途中で外部サイトに遷移します。

上部の3つのタブがあるおかげで利用シーンが明確になっています。「ホーム」ではコンテンツを楽しむ、「店舗で使う」ではその名の通りEDIONさんの実店舗にて使用する、「店舗・チラシ」は店舗に訪れる前に見る、といったように。

ホームタブには占いやコラム、エッセイなどの楽しめるコンテンツが設置されており、家電量販店アプリでありながらメディア化させている点が特徴的ですね。レポートでは商品モニターの様子が面白くつづられています。

ケーズデンキ

ケーズデンキ アプリ

赤をキーカラーとしたシンプルなデザインです。メインコンテンツとなるあんしんパスポートをメインとし、おすすめ商品、クーポン、メッセージ、お気に入り店舗が並びます。各メニューはフッターに設置されていますね。

ケーズデンキさんのアプリには、ネットショップ(EC)、クーポン、店舗検索、チラシ、動画といったコンテンツがあります。ネットショップとおすすめ商品は外部サイトに遷移します。

このアプリは会員証となる電子版のあんしんパスポート代わりとしての使用がメインとなりそうです。また、お気に入り設定した店舗からのお得な情報をメッセージBOXにて受け取れます。

Joshin(ジョーシン)

Joshin アプリ

Joshinさんのアプリはキーカラー含め、ケーズデンキさんと似たユーザインターフェースですね。右上にマイページボタンがあり、その下には広告を含めたコンテンツが並んでいます。理由は分かりませんが、途中から表示形式が変わります。フッターにはファーストビューで表示されるコンテンツと同様のアイコンが設置されています。

コンテンツのラインナップは、ネットショッピング(EC)、クーポン、店舗検索、チラシ、CMギャラリー(動画)が主だったものです。チラシは外部アプリ、ECと動画は外部サイトに遷移します。

アプリの印象としては、カード登録導線の主張が激しいなと感じてしまいます。クレジットカードはともかく、ジョーシンカードに登録しなければ使えないサービスが多いことが原因だとは思いますが……。

一方で、サポート系のサービスもいくつか用意されていたり、一つ一つのボタンも大きかったりとユーザへの配慮が感じられるのも特徴的ですね。


各アプリで使われているコンテンツ比較

ここで各会員アプリにおけるコンテンツを一覧化してみます。

会員アプリに必須のコンテンツや他社との差別化、アプリの狙いが比較として見えてきます。


EC ポイント クーポン 店舗 チラシ ゲーム 動画 コラム
ヤマダ電機
ヨドバシカメラ
EDION
ケーズデンキ
Joshin

EDIONさんの会員アプリにはコラム、エッセイ、レポートといった「記事コンテンツ」がありますが、ここではまとめて「コラム」としています。そのためEDIONさんの会員アプリがコンテンツの種類としてはトップの多さで、ヤマダ電機さんも次いで多く導入しています。会員アプリをユーザの購入を助けるツールとしてだけでなく、エンタメコンテンツ役立つコラムを通して、自社に対する愛着を深めたり、アプリ起動頻度をあげようとしています。

反対にヨドバシカメラさんは、基本はECサービスとして特化させています。ユーザとのコミュニケーションは実店舗で取っていく姿勢なのでしょう。

ケーズデンキさんとJoshinさんは実店舗での購入を容易にするコンテンツや、購入後のサポートを行うコンテンツを中心としています。

各社ともアプリに基本コンテンツとしてEC機能や店舗検索は必須としています。ヤマダ電機さんとJoshinさんは同じ動画コンテンツと言っても、ヤマダ電機さんではヤマダビデオというビデオオンデマンドサービスを展開しているのに対し、JoshinさんではCM動画をまとめています。

アプリでどこまで担うのか、アプリの役割は何なのかということはやはり各社それぞれで異なっていることが分かりますね。


あとがき

大手家電量販店のアプリ内のコンテンツを比較してみました。

みなさまも知っているはずの家電量販店のアプリが、何を指向して作られているのかを知ることに役立てば嬉しいです。

以上、『人気コンテンツは○○だった!国内大手会員アプリを調査【家電量販店編】』でした。


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