パソコンをどれくらいの頻度で使用しますか。
仕事やプライベートなど、人によって用途はバラバラでも誰でも一度は触ったことがあるでしょう。
そんなパソコンのキーボードの掃除をどれくらいの頻度で行っていますか?
掃除の仕方もさまざまで一つ一つ取り外して分解し掃除をする方法からスライムを繰り返し使ったりエアダスターをスプレーしたりする簡単な掃除方法までやり方はたくさんあります。
今回は、それぞれの掃除方法についてのやり方や、どの方法が一番いいのかをご紹介します。
ノートパソコンのキーボード掃除の頻度は?
ノートパソコンにもデスクトップパソコンにもついているキーボード。
毎日触れる人も決して少なくはないと思います。
そんなパソコンのキーボードですが、イギリスで2008年にコンピューターの雑誌に掲載されたキーボードに関する記事が話題になりました。
その記事の内容は、オフィスで使用されているキーボードに付着している菌を調べたところ、トイレの便座の5倍もの菌が見つかったというものです。
もちろん使用環境によっても変化すると思いますが恐ろしいですよね。
この汚れの原因ですが、人の皮脂汚れ、飲食をしながら仕事をすることで落ちたカスなどです。
その他にも、人の手はいろいろな場所に触れます。
そのままキーボードを触ったときにつく汚れなども原因です。
このようにしてキーボードに付着した汚れは、パソコン自体の発する適度な熱によって大繁殖してしまいます。
パソコンは精密機器であり、ホコリが苦手です。
汚れたまま放置しておくと時には故障の原因にもなってしまいます。
そんな菌の繁殖を抑え、クリーンな環境を保つために、適度に掃除をする必要があります。
掃除の頻度としては、毎回使用後に拭き掃除をするのが理想です。
それに加えて、週に一回程度はキーボードの隙間にたまったゴミやモニターに付着した汚れを掃除すると良いです。
また、半年に一回程度冷却ファンも掃除するようにしましょう。
ノートパソコンのキーボード掃除には100均のスライムを繰り返し使う?
キーボードの掃除の仕方にはいろいろ方法があると思いますが、まずは100円ショップにも売っているスライムを使った方法からご紹介します。
掃除の仕方は簡単です。キーボードの上にスライムを広げて伸ばしながら押し付けます。
そのままスライムをゆっくり剥がすと汚れも一緒についてきます。
キーボードの隙間にスライムが入り込んでしまっても数回スライムで押し付けるようにして取るとキレイに剥がれます。
たったこれだけでキーボードの隙間に入り込んでしまった細かい汚れも綺麗に掃除することができます。
スライム自体は100円ショップで簡単に手に入ります。
また、スライム自体の粘着力がなくなるまで繰り返し使えるので経済的です。
お掃除用のスライムが販売されていないときは、普通のスライムでも代用はできます。
ただ、ラメの入ったものを使用してしまうと、キーボードのホコリをとるどころかキラキラのラメがキーボードについてしまうので注意してください。
調べてみると、このスライムをキーボードの掃除以外に使用している人もたくさんいました。
リモコンの掃除や細かい凹凸の多いおもちゃ、スピーカーなど、細かくデコボコした隙間の多いものの掃除にかなり便利です。
ノートパソコンのキーボード掃除は、取り外したり分解するのが一番きれいになる
汚れや菌がたくさん付着したキーボードを隅々まで徹底的に掃除するには、キーボードを全て分解して掃除するのが一番キレイになります。
ただ、全てのパソコンがキートップを外して掃除できるかというとそういうわけではありません。
キートップが外せないものを無理をして分解してしまうと破損してしまう可能性もあるので、必ず分解できるものなのかどうかを確認してから行うようにしましょう。
作業をする前に、元に戻す時の位置が分かるように写真を撮っておきましょう。
キートップは、市販のキートップ引き抜き工具を使えば簡単に取り外すことができます。
ない場合はマイナスドライバーでも代用できます。
分解が終わったら、一つ一つキレイにふき取って汚れを落としていきます。
汚れが落ちない場合は、無水アルコールなどのアルコール系の溶液を綿棒にしみ込ませてふき取ると、キレイになるうえに除菌効果も期待できます。
キートップと同様にキーボード本体も汚れを落としたら、最初に撮影した写真を参考に元の位置に戻していきます。
外したキートップはまとめて水洗いすることもできます。
水洗いをする場合は、洗面器やバケツなどに水と中性洗剤を混ぜ、外したキートップを入れ、お米を研ぐようにして洗います。
洗い終わったら水でよくすすぎ、しっかり乾かしてから元の位置に戻して終了です。
水洗いをする場合は、完全に乾いてからキートップを戻さないと故障の原因になってしまうので注意が必要です。
ノートパソコンのキーボードの掃除はエアダスターやスプレーが楽
エアダスターとは、圧縮したガスをスプレーノズルから放出し、その力でホコリなどを吹き飛ばす掃除アイテムです。
掃除機のノズルが入らない狭い場所や、ブラシなどが届かない場所にたまったホコリやチリを取ることができます。
ただ、空気の圧力で汚れを吹き飛ばすものなので、水分や油分を含んで張り付いてしまっている汚れは、エアダスターでも取り切ることができません。
キートップの外せないパソコンや壊してしまうのが怖くてキートップを分解して掃除ができないという方は、エアダスターを使うと誰でも簡単に掃除することができます。
また、エアダスターを使用すると、パソコンのキーボードだけでなく、パソコンの裏側や側面にある通気口なども簡単に掃除することができます。
パソコンの内部にたまった熱を逃がす通気口もこまめに掃除をしないとホコリがたまり、熱が放出できなくなってしまい、パソコンの故障の原因になります。
エアダスターがない場合は掃除機を使っているという人も見かけますが、掃除機を代用で使うと、キートップが吸い込まれてしまったり故障の原因になってしまうので掃除機は使わないようにしましょう。
まとめ
キーボードにはたくさんの菌や汚れが繁殖し、トイレの便座の約5倍もの菌が見つかったという情報を見て驚いた方も多いと思います。
スライムもエアダスターも分解して洗う方法もそれぞれメリットとデメリットがあります。
パソコンは精密機器なので、掃除をする際は細心の注意を払って、自分に一番合った掃除方法でパソコンをキレイに掃除しましょう。
また、普段から使用後にキーボードを軽くふき掃除するだけでも汚れの蓄積を防げます。毎日の小掃除を習慣化して少しでも長くキレイにパソコンを使いつづけられるといいですね。