一日の汗や汚れを流し、一日の疲れを癒すお風呂。毎日使う場所だからこそ常に清潔に保ちたいですよね。
皆さんはお風呂掃除にどんな洗剤を使用していますか。
一つのお風呂用洗剤だけで済ませている方も多いと思います。
重曹、クエン酸、酢、オキシクリーンをそれぞれあった場所に使えば簡単にキレイにすることが出来るんです。
今回は、毎日のお風呂掃除をどこまでするといいのか、どの場所に何を使えばキレイになるのかをご紹介します。
お風呂の掃除は重曹かクエン酸とどっち良い?
お風呂掃除に重曹かクエン酸どちらを使うのが正解かというと、場所によって使い分けるのでどちらも正解です。
重曹はアルカリ性なので、皮脂汚れのような酸性の汚れを中和してキレイにできます。
逆に、クエン酸は酸性なので水垢やカルキ汚れのようなアルカリ性の汚れを中和してキレイにできます。
それぞれ汚れに合わせて使い分けることでキレイに掃除することができます。
①最初に、浴槽や壁、床などお風呂全体を重曹で掃除していきます。
石鹸と重曹を合わせて使うと洗浄力がアップします。
重曹自体は泡立たないので洗えていないように感じるかもしれませんが少量でも十分です。
②泡立てた石鹸のついたブラシに重曹をふりかけて、汚れをこすっていきます。
③最後は水で流します。これだけで大体の汚れは落ちます。
④重曹で掃除をした後、残った水垢をクエン酸で落としていきます。
浴槽や鏡、ラックなどは水垢がたまりやすいのでそこを重点的に掃除すると良いです。
水200mlに対してクエン酸小さじ1を入れ、クエン酸水を作ります。
スプレーなどに入れてふりかけると便利です。
⑤クエン酸水をかけて汚れが柔らかくなるまで一時間ほど待ちます。
鏡などはクエン酸水をふりかけた後にラップやキッチンペーパーでパックをすると良いです。
⑥一時間後、パックに使ったラップやキッチンぺーパーで軽くこすると汚れがしっかり落ちます。
お風呂の掃除に酢やオキシクリーンもいい?
酢もお風呂掃除に使うことができます。
酸性の酢はアルカリ性の汚れを分解してキレイにしてくれます。
また、酢には消臭効果もあります。お風呂で発生するアンモニア臭はアルカリ性なので、酢で消臭でき、人間の汗や皮脂の臭いも緩和できます。
酢に含まれる酢酸には抗菌、殺菌効果もあり、お風呂のヌメリや臭いの原因になる雑菌を殺し、繁殖を防いでくれます。
重曹でもクエン酸でも落ちない汚れには、オキシクリーンが便利です。
そもそもオキシクリーンとは、アメリカで発売された酸素系漂白剤のことです。
塩素系漂白剤と違い、シンプルな成分でできているので安全で、尚且つとても強い洗浄力をもっています。
オキシクリーンは水垢や雑菌で汚れる場所全般の掃除に使えるので、お風呂の中の物はほぼすべて掃除できます。
また、お湯でつけおきするだけで水垢の分解、黒ずみの漂白、カビや雑菌の除菌までしてくれる優れものです。
浴槽の中は残り湯でつけおきし、そのまま追い炊きをすると風呂釜の奥までオキシクリーンが通り、見えないところまでキレイになります。
床も排水口を塞いで、一面にオキシ液をためれば床のつけおきができ、放置しておくだけでお風呂がキレイになります。
お風呂掃除は毎日どこまでする?
皆さんはお風呂掃除を毎日どこまでやっていますか。
家族の人数や生活環境によっても変わってくると思いますが、一回五分程度の掃除を毎日、それに加えて毎日の掃除で洗いきれない場所など、念入りな掃除を三週間に一回するのがベストです。
お風呂の汚れは温度が高い状態のほうが落ちやすいので、お風呂に入った直後に掃除をするのがベストです。
まずはシャワーで全体を流します。
入浴直後の掃除ならこれだけで見える汚れはほとんど落ちます。
汚れの気になる部分はスポンジと洗剤などを使ってこすります。
そして、洗剤や汚れを洗い流しタオルで水滴をふきとって終了です。
最後に洗い流す時は、お湯で流してしまうとカビの発生しやすい温度になってしまうので冷水で洗い流すと良いです。
三週間に一度、普段なかなか手の付けられない場所を掃除しましょう。
特に、排水口や床、天井などは普段掃除しにくい場所で、汚れがたまりやすくカビが発生しやすい場所なので三週間に一度は念入りに掃除しましょう。
念入りに掃除する時は、先ほども紹介した重曹やクエン酸、酢、オキシクリーンを使ってしっかり隅々まで掃除すると良いです。
毎日の掃除も、三週間に一度の念入り掃除の時も、掃除の最後は必ず冷水で洗い流し、タオルでのふきあげを忘れずにするとカビが発生しにくくなります。
うちのお風呂の簡単な掃除方法
私は、毎日の掃除はスポンジとお風呂用洗剤で洗い、一カ月に一度程度、お風呂全体をオキシクリーンでつけおきしています。
月一のオキシクリーンでの全体掃除の方法は、浴槽と小物をまとめてつけおきします。
オキシクリーンが最も効果を発揮する温度は40~60度なので、必ずお湯を使います。
・ます、浴槽の半分くらいまでお湯を張り、オキシクリーンをいれます。
・オキシクリーンをしっかり溶かしてからお風呂の椅子、桶、蓋、子供のおもちゃなどをどんどん入れていきます。
つけおきした物が浮いてきてしまう場合は重いものを上にのせておくと良いです。2~6時間置いたらお湯を抜きます。
・汚れが残っている場合はこすれば簡単に落ちます。
・オキシクリーンの入ったお湯で追い炊きをすると、風呂釜の奥の見えないところまでキレイに掃除できます。
・追い炊きした後は、風呂釜の奥にオキシクリーンが残ってしまうこともあるので、もう一度キレイなお湯を張り、追い炊きしましょう。
次にお風呂の床です。
・ビニール袋の上から排水口の蓋をし、そのまま袋の中に水をためます。袋の口を縛れば排水口の栓の完成です。
・あとは床一面に40~60度のお湯を張り、オキシクリーンを溶かして2~6時間放置します。その後、お湯を抜いて、シャワーで流せば終了です。
まとめ
汚れの性質を知り、汚れにあったものを使って掃除すれば簡単にお風呂がキレイになります。
今まで落とせなくて諦めていた汚れも、やり方や使うものを変えれば案外簡単に落とせるかもしれません。
洗剤同士を混ぜて扱うときは、組み合わせ方によっては有害物質が発生してしまう可能性があります。
しっかりとパッケージなどに表示されている注意事項をよく読んで扱うようにしてください。
正しく扱って、安全に簡単にキレイにお掃除をしましょう。