(主婦歴10年の掃除術)キッチン掃除に必要なものは?セスキ・重曹・クエン酸を実際に比較して使ってみました

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キッチンに必要なものの中で一番気になるのが洗剤だと思います。

キッチン掃除の洗剤としてよく話題に上がる、セスキ・重曹・クエン酸。

実際にどの洗剤の洗浄能力が高いのか、検証してみました。

一体どれが一番優秀なのか?!それとも適材適所なのか?!

私の体験談を、あなたの掃除ライフに活かしていただければ嬉しいです。

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キッチン掃除にセスキ・重曹・クエン酸を使って掃除してみました。

単純に比較といっても、まずは各洗剤の効果効能を知ることが、検証を効率的にこなす上で重要でしょう。

調べてみた結果、以下のようなことがわかりました。

<セスキ>

正式には「セスキ炭酸ナトリウム」と言います。

炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムがうまく混ざっている状態をこう呼ぶようです。

重曹より強いアルカリ性でタンパク質を分解する性質があることから、皮脂汚れや軽い油汚れに適しています。

タンパク質の分解作用が手荒れを引き起こす場合もあるため、使用時にはゴム手袋を着用することが推奨されています。

<重曹>

正式には「炭酸水素ナトリウム」、別名「重炭酸ナトリウム」、略して「重曹」です。

食品添加物にも使われており、人体に優しい天然素材です。

若干のアルカリ性、そして水に溶けにくい性質を持ちます。

水に溶けにくい=粒子が残りやすい性質を活かした研磨効果や、混ざりにくい=水と油のような乳化性質を活かした分散効果が、洗剤としても優秀と言われる所以です。

茶渋や固着した油汚れや焦げ汚れなど、頑固な汚れ落としに効果を発揮します。

また、酸性の臭いに対する脱臭効果があるため、肉や魚などの酸化臭を消す効果も持っています。

まさに万能な素材と言えるでしょう。

<クエン酸>

レモンなどの柑橘類に含まれる有機化合物です。

炭酸カルシウムを簡単に溶かしてしまう性質から、主な成分が炭酸カルシウムである水アカ汚れや、便器の尿石汚れなどに効果を発揮します。

少しだけ酸っぱい匂いがします。

レモンや梅干しの酸っぱさの要因はこのクエン酸と言われています。

酸味や酸っぱい匂いがするのは強い酸性のため。

トイレ臭の主因であるアンモニアは強いアルカリ性のため、クエン酸と中和させて無臭化したりと、消臭剤としてもよく使われます。

それぞれの特徴を見ると、掃除する箇所によっては適材適所な働きをしてくれそうですね。

しかも全て100円ショップで入手できます。

実際に購入したのがこちらです!

セスキとクエン酸はすでに水溶液になったものを購入。

重曹水は売り切れていたので粉末を購入しました。

それでは早速実際の検証結果を見ていきましょう。

▼シンクの掃除

結論、クエン酸が一番効果的でした。

メラミンスポンジにそれぞれをの水溶液を染みこませてゴシゴシ拭き取るだけです。

セスキ水、重曹水でもそれなりに汚れは落ちますが、水アカのアトがどうしても落ちませんね。

そうです。シンクの汚れは水アカがメインです。

水アカは水道水に含まれたカルシウムが堆積した汚れ!

すなわちカルシウム分解に長けたクエン酸に軍配が上がるのは当然ですね!

しばらく放置していた水アカ汚れもご覧の通りです。

▼蛇口の掃除

我が家の台所蛇口はステンレス製。

家庭の台所蛇口でも普及率が高い材質だと思います。

ステンレス製の良い点は、キレイに磨くと鏡面になるほどピカピカするところです。

果たしてどの洗剤が一番効果的だったのでしょうか?

答えは、またまたクエン酸です!

台所でも洗面所でも、汚れの大半が水ハネ放置の水アカです。

水アカの原因は?そうです、カルシウムです。

となるとカルシウムを溶かしてくれるはクエン酸ですね。

ご覧の通り、ピカピカです。

ここで注意していただきたいのは、シンクも蛇口もあくまでステンレスなので、クエン酸で問題なく水アカ処理できた点です。

クエン酸は酸性なので、多くの金属とは相性は良くありません。

ステンレスではない金属は下手をすれば酸化、すなわち錆びの原因になるので使用は注意してくださいね。

▼IHコンロ

IHコンロは油跳ね汚れや焦げ汚れがメインですね。

表面が耐熱強化ガラスなのでゴシゴシやっても大丈夫です。

ここは油汚れに有効なセスキと重曹を試してみました。

まずはセスキ液を満遍なく吹きかけます。

油を分解してくれるのでサッと拭きあげるだけでベタつきが消えました!

焦げ汚れには重曹液を多めに吹きかけてメラミンスポンジでゴシゴシ。

鏡に景色が反射するほどピカピカになりました!

セスキで油を取り除いてから重曹で焦げ汚れを落とす順番がよかったのか、簡単にピカピカになりました。

▼換気扇の掃除

我が家のキッチンの換気扇はレンジフードタイプです。

大きな蓋があって、開けるとさらに蓋がありその奥に「シロッコファン」と呼ばれる車輪のようなものがあります。

外し方がわからず、無理やり外すと元に戻せそうになかったのでファンは断念。

蓋についた古い油汚れを掃除することにしました。

先ずはセスキで油を分解!

しようとしましたが、思ったよりも油が頑固であまりキレイにならず。

重曹液にたくさんかけて濡れたメラミンスポンジでこすると、するっと落ちるではありませんか。

仕上げにセスキでもう一度拭きあげるとベタつきが消えてピカピカにできました。

セスキと重曹の合わせ技も有効ですね!

※ファンの取り外しにパニックになり写真を撮り忘れてしまいました。。

▼電子レンジ

電子レンジってラップをかけずに温めてしまうこと、多いですよね。

我が家も例外ではなく、案の定レンジの中はなにやらが飛び散った跡だらけでした。

温める食べ物が油モノが多いのか、若干ベトベトしています。

ここはセスキが活躍してくれました。

ファンに直接かかると故障の原因になりかねないので、ペーパータオルに染みこませてゴシゴシ。

油のベタつきがなくなり、新品のようにキレイになりました。

簡単なので定期的に掃除をしたい箇所ですね。

▼コップ

最後は陶器のコップです。

キレイに洗っていても、少し黄ばんでいるような気がします。

黄ばみや茶渋を落とすのは重曹が最適でした。

試しにセスキを吹きかけてスポンジでこすってみましたが、茶渋のような汚れは変わらず。

重曹液をコップ一杯に入れてしばらく放置します。

10分ほど置いて軽くこすってみると汚れが消え去りました。

コップがキレイだと飲み物が美味しく感じられますね!

重曹を入れて放置しておくだけなので、定期的にやってみましょう!

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セスキ・重曹・クエン酸を比べて掃除してみた感想と反省

たまに掃除をしているシンクやIHコンロは簡単に汚れを落とすことができました。

が、換気扇の掃除は約半年ぶり。

汚れがこびりついていました。

定期的に掃除をしないといけないなと反省。

もう一つ失敗したと思ったのは、スプレータイプの重曹を手に入れられなかったことです。

スプレータイプだったら掃除時間をもっと短縮できたかも。

ただ、粉末は濃度が調整できるのでひどい汚れにはこちらの方がよかったです。

次回は両方揃えたいと思いました。

今回の掃除で多用したのはセスキとクエン酸でした。

日々の掃除には、ちょっとした油汚れや水アカに効くこの二つが、使い勝手がいいように感じました。

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まとめ

今回3つの洗剤を試してみましたが、特にセスキがキッチン掃除で活躍してくれたように感じました。

なぜならキッチンは油汚れだらけ。

油を分解できるセスキは最適な洗剤と言えるでしょう。

油のベタつきも消えて、キッチンがピカピカに生まれ変わりました。

また重曹・クエン酸も適材適所でその効果を存分に発揮してくれました。

三種三様なので、用途を調べて上手く使い分けましょう!